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チベットの焼身抗議が5年ぶりに起きてしまった。しかも今度はニューヨークの国連本部前である。焼身したのは52歳のラグバ・ランゼンさん。チベットの独立を訴え、自身の激烈な行為をライブ配信したという。いつものことだが日本のメディアは何も報じない。これで焼身者は2009年以来、チベット内外合わせて166名になった。 僕は「ルンタ」という映画でこの焼身抗議と向き合った。だが、その是非を問うつもりはまったくない。当たり前のことだが、焼身など一日も早くなくなってほしい。 ただ、これだけは知ってほしい。いまチベットでは平和的なデモを行っただけで捕まり、監獄に送られ、言葉にできぬような拷問で死ぬことがある。2009年以降、拷問死の数は150名を超えている。人を人と思わない、まるで中世のような暗黒が現代のチベットに存在するのだ。 ダライ・ラマは言う。すべて原因があって結果がある、と。仏教でいう因果。焼身抗議は原因がなくならない限りつづく。その原因とは中国政府のチベットへの迫害に他ならない。 どうか皆さん、焼身という衝撃的な事実の前で思考停止しないでほしい。重い現実から目をそらさないでほしい。焼身者は、世界
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